東京湾タチウオジギングにお勧めのロッド(最初の1本編)

東京湾タチウオジギングにお勧めのロッド(最初の1本編)

東京湾のタチウオジギング船は大人気です。シーズン中の週末はどの船も予約で満員になりますので、隣のアングラーとの間隔も非常に狭くなるので、当然オマツリが多発します。

そこで最近の東京湾タチウオジギング船では、船長指示により比較的重たいジグを使用することでラインが無駄に流れない様に統制することが多いのです。それを念頭に入れてロッドを選ぶ必要があります。

東京湾では150グラムクラスのジグは必須

また、ロッドを選ぶ上で、東京湾の潮の流れが非常に早いことも考慮する必要があります。

タチウオは初夏からシーズンが始まり、夏~秋~冬と進むにつれて、東京湾の中を大きく移動します。その中でもよく狙うポイントに走水沖、観音崎沖、第二海堡等がありますが、総じて潮の流れが非常に速いポイントです。特に下げ潮時の流れは強烈で、100グラム程度のジグでは水深40メートルの底が取れない程の流れになることもあります。

そんな諸々の要因により、昨今の東京湾のタチウオジギングは120~160グラムのジグをメインに使用します。

※晩秋~初冬にかけて横浜沖の浅場を攻めることがあり、その場合はもう少し軽いジグ(80~100グラム)も使用します。

東京湾タチウオにお勧めのジグはこちら

一番のお勧めは[鏡牙AIR 63B-3S]

私が所有しているタチウオジギングロッドは、ダイワの鏡牙AIRシリーズで4本、パワーランクで言うとライトな1番からヘビーな3番まで使用しています。

※エバーグリーンのスロージャーカー3オンスも使用していますが、既にモデルチェンジにより廃版になったモデルであるためここでは割愛します。でも、良い竿ですよ。

それぞれ使用した結果、東京湾タチウオジギングに最適なアイテムとして「63B-3S」をお勧めします。

なぜパワーモデルをお勧めするか?

使用するジグの重さを150グラムとすると、鏡牙の2番~3番が該当します。当然2番のロッドも非常に使いやすいですし、現に私は「63B-2TG」を愛用しています。

63B-2TGのインプレはこちら

しかし、先にも述べましたが東京湾の潮の流れ(特に下げ潮時)は非常に早く、150グラムのジグを使っても大きく流される場合があります。そのような状況では当然PEラインにも大きな抵抗が掛かり、柔らかいロッドでアクションを付けるのは難しくなります。

もちろんラインテンションをコントロールして、リールの巻きを上手く利用することで2番クラスのロッドでも釣りは可能ですが、「63B-3S」の強さを活かすとよりキレのあるアクションを出すことができるようになります。

ソリッドティップにより汎用性も高い

「63B-3S」はソリッド穂先(メガトップ)であるため、ある程度ジグのアクションを吸収してくれます。そのため、多少軽い100グラム前後のジグを操作する場合でもティップが程良く入ります。ジグが暴れにくく、タチウオにリーダーを噛み切られる事故を減らす効果もあると思います。

※スロージャーカー等のチューブラー穂先の先調子ロッドは、ジグを飛ばすようなアクションが得意です。どうしてもアタリが遠い時はそういったアクションを試したくなりますが、捕食の下手なタチウオにリーダーを噛み切られるリスクを負うことになります。

ダイワのHPによると「63B-3S」はシリーズ最強のモデルとのことですが、このソリッドティップの柔軟さにより幅広いシーンに応用できる印象を持ちました。

シーバスジギングと併用なら2番クラスを

毎年2月頃から、タチウオジギングの釣果が厳しくなるに従い東京湾のルアー船はシーバスジギングに切り替えていきます。

シーバスジギングは湾奥部をメインに狙うことから、タチウオよりも軽いジグを使用します。こちらも視野に入れるのであれば、鏡牙でいうと2番クラスのロッドが良いかと思います。3番でも良いですが少々オーバーパワーと思われます。

また、相模湾のライトジギング(メインターゲットはサバ)に使用する場合も、2番クラスがジャストかと思います。タチウオ以外にもライトジギングをする機会があるのであれば、2番クラスのロッドを選ぶのはアリですね。

以上、東京湾タチウオジギングにおススメのロッド紹介でした。

東京湾タチウオジギングにおススメの3番クラス

もう少しライトな2番クラス