2020年8月の東京湾テンヤタチウオ @深川吉野家

東京湾でもテンヤタチウオが流行り始めましたね。これまでの東京湾のタチウオは、サバなどの切り身エサで狙うテンビン仕掛け、メタルジグで狙うジギングの2種類が基本でした。が、一部の先駆者による東京湾でのテンヤタチウオ釣りの圧倒的なドラゴン捕獲率が注目され、現在では多くの船宿がテンヤタチウオを可としているようです。

※現時点では多くの船宿がテンビン釣りとの同船になりますので、テンヤをやりたい場合は予約の際に確認しましょう。

東京湾奥に拠点を構える深川吉野家も、テンヤタチウオ専門船を始めたとのことで早速トライしてきました。

深川吉野家から出船

何度か乗ったことのある深川吉野家。東京湾のタチウオジギングでは有名な船宿で、電車釣行も可能な立地であるため人気があります。今回も朝5時前の段階で場所取りのためのクーラーボックスが多数並んでおりました。

定時になると門が開き、クーラーボックスを船まで運んで釣り座を決めます。船はたくさん係留されていますが、目立つ位置に案内が記載されていますので迷いません。

場所取り、車の駐車、受付をしてから船で準備をします。当日は下り潮が早いことが予想されたため、50号のテンヤをメインに準備します。50号のテンヤは関東では品薄気味ですので、amazon等で購入すると良いでしょう。

船宿でもジャッカルのテンヤが販売されていましたので、テンヤの弾数に不安がある場合は購入するとよいでしょう。その際、ジャッカルのテンヤに付属している金属のイワシストッパーは外しましょう。お祭りの際にPEラインが絡まり、傷つけてしまうためです。

なおエサのイワシは船上で船長が販売してくれますが、私は持参しました。以前駿河湾のディープでのテンヤタチウオで猛威を振るったメザシです。

そんなこんなで準備していると出船の時間になり、いざ東京湾テンヤタチウオに出船です。

これが東京湾奥スタイル。満潮だとこんな感じです😂#深川吉野家 pic.twitter.com/T923Z3pyAd

— 冒険したい釣り人。 (@iFLbD14wr1l9goi) August 23, 2020

実釣そしてドラゴン祭り

当日のポイントは走水沖。他船も多く集まっており、よく見るとテンヤで狙っている船もちらほらと見えます。2020年は東京湾のタチウオ釣りが大きく変わる年になりそうですね。

やや隙間のある船団に入り、船長の合図でテンヤを投入。上潮がカッ飛んでおり、早速船中でお祭りが多発します。初心者の方も同船しているので仕方ありませんが、お祭りしたらゆっくり仕掛けを回収してあげることで最小限の被害に留めることができますのでこのブログを参考にされている方はぜひ実践してみてください。

※テンヤに限らず、仕掛けを高速回収したり不規則な巻きをすると仕掛けやルアーが回転してそれはもう大変なことになります。東京湾は船上の密度が高いので、お祭りはどうしても発生します。うまく付き合いましょう。

お祭りの合間を縫って、ぽつりぽつりと船上にタチウオが揚がります。やはりデカい。小さいものでも4本指以上、平均して5本指以上といった中に8本指クラスも交じるから堪りません。私の1匹目は小型？の4本指クラス。

朝一ヒットが多かったのは、ゆっくりとリールを1～2回転からの、少し止めて食わせの間を入れるというものでした。ロッドでジャークして強めのアピールをしていた私は出遅れましたが、パターンを掴むとアタリが連発。

後半は少し渋くなり、指示棚でテンヤを揺らして～止めてを繰り返してアタリを拾いました。ちょっかいを掛けてきたタチウオを、焦らして焦らして掛けていくイメージ。ちょうど持ち込んでいたロッド「極鋭ゲーム 82H AGS」が良い仕事をしてくれました。

※なおタチウオジギングロッドである「鏡牙AIR 63B-3」と使い比べてみましたが、テンヤタチウオにおいては全く比べ物にはなりませんでした。極鋭の軽さ、テンヤを背負った状態での目感度、手感度、フッキングのシャープさはこの釣りを最大限楽ませてくれます。

当日の私の最大魚は6本指、このサイズは船中でも10匹以上揚がっていたと思います。東京湾テンヤタチウオ半端ないって。

途中お祭りでPEが切れたり、針先保護チューブを付けたまま釣りをして全く釣れない時間があったりと、やらかしもありましたが太いタチウオばかりを釣ることができるテンヤ釣りを大いに楽しめました。初心者の方もドラゴンを数匹ゲットして楽しまれたようです。

冒頭でも触れましたが、2020年は東京湾タチウオ釣りのチェンジの年になりそうです。テンヤタチウオ、これは流行りますよ…！

このロッド最高です

テンヤは品薄なのでネットがお勧め