走水ビシアジ仕立て @第八宏二郎丸

走水ビシアジ仕立て @第八宏二郎丸

久しぶりにビシアジです。それも泣く子も黙る走水のガチビシアジ。本来であれば電動リールに130号以上のビシを使うハードな釣りですが、少しライトな手巻きタックルで楽しんできました。

※仕立て船だからできたことです。乗合では標準タックルを使いましょう。

第八宏二郎丸(こうじろうまる)にて出船

今回お世話になったのは走水港の仕立て専門、第八宏二郎丸です。走水港の駐車場(今回はゲートくぐって奥側のエリア)に車を停めて、集合時間まで待機です。

※走水港の有料駐車場は5,000円/1日と超高額。釣船利用した場合は無料券をもらえる仕組みです。

時間になり船の前で仲間と雑談していると船長登場。初めてお会いする船長は若く、とってもフレンドリー。いい一日になりそうです。

走水港内にはアジサバの大群が

船に乗り込み、釣り座の準備をしていると何やら歓声が上がっています。見てみると出船前だというのに船内にはアジサバが何匹も取り込まれています。。。

走水港内にはアジサバの大群

海をのぞき込むとアジサバの大群。サイズこそ小さ目ながら、アジの仕掛けを落とすとガンガン釣れます。この時点でほぼ全員初心者のメンバー中、半数が魚をゲット。今日は良い一日になりそうです。。。

猿島沖で釣り開始

走水港を出船した第八宏二郎丸は一路北へ。タチウオ船団を横目に猿島沖40~50メートルラインに入りました。他船も浮かんでいますが、あまり釣れていない様子。しばし反応を探ってから第一投目の合図です。

いざ出船

※今回私が用意したタックルは少し強めのタチウオジギングタックル。鏡牙AIR 63B-3にソルティガBJです。PE2号に100号ビシ。潮はやや早めでしたが、ポイントの水深が浅いこともあり終日このタックルで通すことができました。

まずは初心者の数名にエサの付け方、仕掛けの投入をレクチャー。中々釣れない状況ですが、なんとか一人で釣りができるようになったタイミングで私も竿を出します。

イワシミンチをカゴに詰めて、針にはイカタン(赤タン)。仕掛けを投入し、底から2メートル付近を攻めます。船中でポツリポツリとHITする中、私にも飽きない程度にアタリが出ます。

1匹目からナイスサイズ!

数匹釣ってから船内を見回ると、小学生のお子さんが苦戦している様子。しばらく隣でうるさくない程度にアドバイスしながら見ていると、なんとシロギスを釣り上げることができました。嬉しいゲストです。その後しっかりとアジも釣っていて、暖かい気持ちになりましたね。

禁断のタチウオテンヤ投入

アジをツ抜け(10匹)したところで船長に「タチウオ狙っていいですか?」と聞くと、OKの返事。しかもこのポイントでたまに釣れるよとのこと。早速タチウオテンヤを投入します。

※こんなこともあろうかと、メザシを1パック持ち込んでおりました。

テンヤを投入後、程なくするとモゾモゾとアタリ。フッキングに失敗して仕掛けを回収するとイワシがボロボロ。すぐに新しいイワシを投入し、デッドスロー巻きで誘うとヒットしました。3本指程の小型ですが、同行者のアジ用クーラーボックスにちょうどいいサイズということでこっそり滑り込ませます。

さらにテンヤで誘うとフワっと食い上げのアタリ。瞬間的に巻き合わせすると良い重量感です。しかししばらくすると何やら横に走り始まます。これはタチウオではない…やけに水平方向に走ることから鰆(サワラ)かな?と予想し、周りのアジタックルを巻き込まないように沖側に誘導して最後はネットでランディング。

良型の鰆

ナイスサイズの鰆をゲットです。こいつの味噌漬けが美味いんですよね。しっかりと血抜き、締めてクーラーボックスへ。

※テンヤはこめかみに刺さり、恐らくファイト中にエラ内部に入り込んだのかどうしても外せませんでした。サワラは身が柔らかくバレやすい魚ですが、今回は幸運にも恵まれ獲ることができました。

その後は沖上がりまで、ポツポツと小型ながらタチウオを釣りました。

4本指クラスが最大ではちょっと物足りない

なお、当日は漁師でもある船長と東京湾タチウオについて刺激的な会話をしました。(東京湾ではえ縄で3.5キロクラスが2本釣れたとか、その他漁の話とか…夢のある話です。)とってもいい船長です。仕立てということで中々利用できる機会はありませんが、東京湾で仲間内で仕立て(貸切)での釣りを考えている方には第八宏二郎丸、お勧めです。

コスパの高いビシアジ竿