2019年5月網代南沖キハダキャスティング～森竜丸

今年は例年よりも早くキハダ・カツオの声が聞こえてきました。御蔵島海域で釣れていたキハダが、黒潮の分流に乗って伊豆大島近海で釣れ盛っているとのことで私も参戦してきました。

森竜丸に乗船

網代南沖の海域を狙うとのことで、港への集合はA.M.3:00です。途中のコンビニで朝、昼の食事と飲料を購入し、少し早目に港に到着しました。

※森竜丸では大型クーラーBOXは船には積み込めませんので、食料用に小型のクーラーBOXを持参することをお勧めします。釣れた魚は船に備え付けの大型クーラーBOXで保管されます。

定刻になりましたら受付所で乗船名簿を記入して料金の支払い、その後に船に荷物を積み込みます。釣り座はローテーションとのことでしたので、タックル類は適当な場所に配置しました。全ての準備が整い次第、出船です。

出船から２時間ほど。船室でウトウトしていると船がスローダウンしたので甲板に出ると、伊豆大島の島影が見えました。

久しぶりの島に胸が高鳴ります。本命ポイントまではもう少し距離がありますが、カツオの群れを見つけた船長は「狙ってみて」とナブラに船を付けました。

そこかしこでカツオがバシャバシャしております。しかし、私たちがキャストするルアーには見向きもしません。私はTGベイト30グラムにシャウトのバケフックの早巻きで狙いましたが、チェイスすら無い状況。船長は直ぐにカツオを見切り、本命ポイントへと船を進めました。

本命ポイントに到着すると、他船が結構な数出ていました。プレジャー含め１０艘以上は居そうです。ややプレッシャーの高そうな状況ですが、ナブラや鳥山は見当たらないため誘い出しで狙っていきました。

ロッドはソルティガC75MHS、リールも同じくソルティガ4500番にPE4号を巻いています。最近のキハダキャスティングのトレンドはポッパーのようですので、ルアーはこの日のために購入したショアスパルタン・パワースプラッシュを使用しました。

森竜丸はオーバーヘッドキャスト可能なのでルアーが気持ちよく飛びます。しばし誘い出しをしていると、ミヨシの方から「ドバン！」と炸裂音、直ぐにそちらを見ると巨大なポッパー（シマノのスポウター190F）を投げていたアングラーが大きくフッキングを決めていました。

PE6号のストロングタックルで強引に船べりまで寄せて、船長のギャフで取りこまれたのは本命のキハダ。釣った本人は、初めてのキハダに放心状態。しかし船上のボルテージは一気に上がります。一人を除き、全員無心で誘い出しを続けます。

しかし、その後は全く反応がありません。他船も厳しい状況のようです。船長によると、船が多すぎてキハダが浮いてこないとの事ですので、ジギングも織り交ぜて狙うもアタリはありません。

後半にチャンスタイムがあるかも、とのことでそれまでにラインシステムをチェックします。根がかりで高切れしたジギングタックルのリーダーを結び直し、次にキャスティングタックルをチェックしたところ、異常発見。

ノット自体は焼きコブの効果もあり全く緩んでいませんが、PEラインがささくれていました。8ブレイドのソルティガセンサーでしたが、キャスト時に指を掛ける箇所がダメージを負っているようです。

※キャスティングゲームにおいて、リーダーを少しリールに巻きこむのか、巻き込まずにPEに指を掛けて投げるのか、試行錯誤中です。どちらもメリットとデメリットがありますね。

まだ何とか使えそうではありましたが、少しでも不安があると釣りに集中できないためリールを取り替えました。最高級キャスティングラインであるSMPの5号を巻いた12キャタリナ5000番を装着し、時合いに備えます。

タックルを万全の状態にし、残りの時間はジギングとキャスティング半々で狙います。一度だけジギングで何かのアタリらしきものがありましたが、フックアップはせず。ラスト一時間程になるとカツオが船の周りで盛んに跳ねていましたが、誰にもヒットしません。たまに遭遇する手強いカツオです。

そのまま誰にもアタリは無く、ストップフィッシングの時間を迎えました。釣果は船中一匹という最近の状況からは渋い結果ですが、一日を通して自分なりに考え、夢に向かってキャストし続けたので不思議と敗北感はありません。

マグロは釣れないのが当たり前、大海原をクルージングしてトップを投げるだけでも楽しいものですからね。また挑戦します。

このルアーの集魚力は本物。他の海域でも釣れています。

今回は釣れなかったけど非常に使いやすくバブリーなアクションでおススメです。