初秋の東京湾タチウオジギング @渡辺釣船店

初秋の東京湾タチウオジギング @渡辺釣船店

夏が過ぎて9月にもなると、朝晩はかなり涼しくなります。釣りの服装にも迷いますが、私は基本的に「寒くても大丈夫」な装備をしております。9月中旬の今釣行ではサンダルをやめて長靴、上下の雨具を着て乗船しました。

満員電車状態の船上

いつもの渡辺釣り船店に予約の電話をすると「ちょうどキャンセルが出たから空きありますよ」とのこと。これは満員確定。東京湾の船は基本的に人が多く乗るため、隣のアングラーとの間隔が非常に狭いのです。今回は私の乗った左舷だけで14名乗船でした。

使用するラインやジグの重さを統一することでオマツリを防ぐのですが、アングラー自身も「オマツリをしない技術」を磨く必要があります。

  • ジグを投入中は、サミング(親指でスプールを軽く押さえる)して極力海中のラインが真っ直ぐになるように意識する。
  • 潮が早い時は、ジグの投入中に一度ラインをしっかりと止めて、海中のラインが真っ直ぐになるようにしてから、目的のタナまで落とす。
  • 船長の指示通りの重さのジグを使う。
  • 潮が速い時は、何度か誘ったら一度上まで巻きあげる。
  • 隣のアングラーのラインの出方を確認して、自分の仕掛けとクロスしないように投入する。
  • アクション中にアタリと違う違和感を感じたら、ジャークを中止してゆっくりと巻きあげる。(重要)

特に最後の「アクション中に違和感…」ですが、とても重要です。ラインが絡まったままジャークを続けると、更に激しく絡み合い、解けなくなります。初心者の間はなかなか難しいかもしれませんが、船上の全員が意識することでオマツリは劇的に減らすことができます!

大事なことなのでもう一度言いますね。

アクション中にアタリと違う違和感を感じたら、ジャークを中止してゆっくりと巻きあげましょう。

釣り開始と同時に良型連発

さて、実釣がどうだったかといいますと、最初のポイントで良型が連発する最高のスタートになりました。鏡牙ジグベーシックの赤金で、指4本クラスが連発します。

ここではジャークよりも、フォールでのアタリが多くありました。今回はアシストフックを封印し、リアフックだけとしたため若干掛けそこないもありましたが、上げ潮が程良く流れている間は好調に数を重ねていきます。

中盤から終盤はやや苦戦

満潮の潮止まりを経て、下り潮が流れ始めてからもポツポツと掛りますが、朝の勢いはありません。そんな中、左舷前方の3人組が怒涛のペースで釣りあげています。(BlueBlueのシャツを着ておられたのですが、メーカーの方でしょうか?)使用しているジグは不明でしたが、優しいワンピッチジャークからのタダ巻きに切り替えるアクションで、彼らだけが別次元の釣果をたたき出していました。

私もマネして同様のアクションを行ったところ、良い反応を得られました♪チャッチャッチャッ、スゥ~、ググン!っといった具合です。

ナブラ多く今後は青物にも期待

当日は猿島沖~走水沖の広範囲でたくさんのナブラを見かけました。私たちも大型のアジやサワラ等の嬉しいゲストが混じりましたので、今後のルアー船が楽しみです。

ちなみに、このアジは35センチ程でしたがお造りで非常に美味でした。深場で電動リールで釣る大型のアジとは違い、浅場のベイトに付いているアジは美味いですね。

太刀魚のリリースについて

今回に限らず常に思うことですが。明らかに死んでしまうようなダメージを負ったタチウオをリリース(海に捨てる)するのはどうかと思います。掛りどころがよく、口周りだけのダメージであればリリースは有効だとは思いますが。。。

私は極力アシストフックは使わないようにしています。たくさんの針に絡まって上がってくるタチウオを見たくないからです。釣りという遊びをしている以上、資源保護を叫ぶつもりもないのですが、せめて殺してしまったタチウオは美味しく食べてあげたいものです。

魚が釣れたら船上に海水を流します。滑らない長靴は必須。