三本岳マカド根で尾長グレを釣る

三本岳マカド根で尾長グレを釣る

これも数年前の釣行になりますが、ゴールデンウィークに釣り仲間と三宅島へ遊びに行きました。既に何度も三宅島での釣行を重ねておりましたが、毎回天気に恵まれず三本岳(さんぼんだけ)には渡礁できておりませんでした。そのような経緯から自身初の三本岳渡礁です。

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行きはフェリーのデッキで宴会

浜松町を夜中に出船する東海汽船にて三宅島へ向かいます。船内に乗り込みまずはデッキで宴会!

大変に盛り上がりますが、一人、また一人と脱落していきます。私も気が付くと三宅島へ入港する直前でした。急いで下船の準備をします。

島に到着後、まずは今回の宿に向かいます。宿からお迎えの車が来ておりますので、荷物を積んで直ぐに出発です。宿に到着後ものんびりする暇なく渡船の準備をし、餌をバッカンに入れて港に向かいました。

GWということもあり港には大勢の釣り人が出船を待っています。船の割り振りはその場の空気で決定。私たちが乗り込んだのは一番船足の遅い船でした。。。

マカド根へ渡礁

それでも凪が良いこともあり、三本岳は広く使うことが出来ました。私たちの船はマカド根に付け、同船者10数名が渡礁します。

私は釣友と2人で本場の一角から竿を出します。他の仲間も思い思いのポイントに入りました。潮は沖を右から左に流れ、いかにも釣れそうな雰囲気です。離島特有のやや大きめのウネリを警戒し、朝のうちは高場から様子を見ながら釣りをします。

コマセを足元に撒くと、直ぐになにやら魚影がみえました。適当に仕掛けを入れるとイスズミが竿を曲げてくれました。

小型から大型までサイズにバラつきがありますが、磯近くはとにかくイスズミが多かったです。磯ギリギリはチョウチョウ魚の群れ。潮は変わらず沖の方を右から左に流れており、足元からはそれに向かって払いだす流れが出来ています。

ならばとウキを遠投タイプに変更し、コマセを足元に集中してから仕掛けを超沖に遠投します。するとイスズミのアタリも無く、良い感じで仕掛けが流れていきます。そろそろ付け餌が無いかな?と心配になりますが、我慢して延々と流していくと「バチバチ!」とアタリが出ました。

かなり沖の方で掛けたため、特に苦戦することも無く抜き上げたのは50センチオーバーの尾長グレでした。

その後も潮が流れている時間は同じパターンで45センチ前後の尾長が連発します。全てタモ網を使わずに抜き上げましたが、抜き上げによるバラシは無かったです。最強の尾長針である”ZEEK尾長グレ”と出会う前だったため、飲まれてのハリス切れや口切れによるバラシは発生しましたが。

ひとしきり釣った後、タイドプールの魚をウネリに流されるハプニングはありましたが、仲間と食べる分には十分な魚をキープしました。

さすが三本岳、期待を裏切りません。今回は狙うことはできませんでしたが、マカド根本場から見て左手の平根周辺におびただしい量の湧きグレが発生していました。伊豆半島周りとはスケールが違いますね。これを見ただけでも来たかいがありました。

夕マズメは地磯へ

三本岳から撤収した後、地磯に直行します。三宅島といえば夕マズメの地磯は外せません。ここでも良い釣りが出来ました。

2日目は強風

三宅島2日目は風強く大荒れとなりました。

初日に十分良い釣りが出来ているため、無理せずゆっくりと島の時間を楽しみます。それでも帰る時間になると寂しい気持ちになりますね。

「絶対にまた来ます」そう堅く誓って帰りのフェリーで余韻に浸ります。毎回の事ですが、名残惜しさと楽しかった思い出で何とも言えない気持ちにさせてくれますね。私にとっての特別な時間です。