巨大ホウボウのアクアパッツァ

巨大ホウボウのアクアパッツァ

先日飯岡で釣ってきたホウボウを、アクアパッツァにしました。我が家の子供達もパクつく人気メニューです。非常に手軽なメニューですが、今回はホウボウの旨味をじっくりと出すためにいくつかの工夫をしてみました。

下処理からの3枚下ろし

45センチ級のホウボウですので姿のままではフライパンに入りません。インスタ映えは諦めて3枚下ろしにすることにしました。

まずは鱗を落とし、魚体に塩を擦り込んで軽くしごいてヌメリを極力洗い流します。子供達が魚を嫌いにならないように、少しでも臭みの元になる要素は取り除きます

鱗を落としたホウボウ。

次に胸鰭の下(腹側)、そして左右の鰓ぶたの後ろから包丁を入れて頭を落とします。ハラワタも頭と一緒に引き抜き、腹を開いて綺麗に血合いを掃除します。これも徹底的にやります。

背びれや胸鰭は作業の邪魔になるのでハサミで切っても良いです。

ここからは通常の3枚下ろしの要領で下ろしていきます。その際に中骨は捨てずに取っておきます。

中骨は捨てずに取っておきます。

中骨に残った身を集める

私はあまり3枚下ろしが得意ではないので、中骨に少し身が残ります。その身をスプーンで掬って集めることで無駄なく利用することが出来ます

海の恵みです。無駄なく利用しましょう。

中骨をじっくりと焼く

フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて火にかけます。オイルの温度が上がってきたら火を少し弱めにしてホウボウの中骨を投入し、じっくりと焼きます。中骨から出る旨味と、こんがりと焼けた(揚がった)中骨の風味が良い仕事をします

さらにホウボウの身を皮を下にして投入し、火力はやや強めにして皮をシッカリと焼きます。ホウボウの皮をこんがりと焼くと非常に美味いのです。

その他の具材を投入して蒸し焼きにする

ホウボウの皮目が焼けてきたらアサリ、トマト、白ワインを適当な量投入して蒸し焼きにします。(白ワインのアルコールが飛ぶようにしっかりと過熱します。)

この状態でフライパンに蓋をして蒸し焼きにします。

今回は中骨から取った身を包丁で叩き、小さな団子状にしてアサリと一緒に投入しました。これも子供達に好評でしたよ。

完成

数分間蒸し焼きにして、白ワインのアルコールが飛んだことを確認したら出来上がりです。フライパンごと食卓に置き、ベビーリーフを散らせばインスタ映えもばっちりですね。

ベビーリーフは飾りです。

更に。アクアパッツァはこれで終わりではありません。魚やアサリを食べた後、フライパンに残ったスープに茹でたパスタを投入すると非常に美味い一品になります。魚の旨味を1滴も逃さずに味わいましょう。

ごちそうさまでした!