磯フカセ竿は消耗品か?折れた穂先を詰めてみた

先日の石廊崎釣行の後、使用したDXR尾長SPの穂先をチェックすると見事なささくれが。毎度のことではありますが、修理に出すと結構な金額が必要になります。今回、思い切って傷んだ穂先を詰めてみました。
磯フカセ竿は消耗品
磯フカセ竿はウキの巻きこみや磯との接触で傷がつきやすく、結構頻繁に折れます。私は消耗品だと思っています。今回のDXR尾長SPについても5回目か6回目の破損ですが、破損個所は圧倒的に穂先です。
メガトップ(ソリッド穂先)の破損のパターンとしては、ポキっと折れる場合と、今回のようにささくれるパターンがあります。

無茶(55センチのイスズミを抜き上げ)をして胴から折れたことも1度だけありますが、それ以外は穂先の破損です。昨今の磯フカセ竿の穂先は非常に繊細ですからね。
折れた穂先をカット
大きめのハサミを使用して、ささくれ部分を思い切ってカットします。今回は15センチほど詰めました。

カット面から余計なひび割れが発生しないように、思い切り、一発でカットしました。
穂先を削る
トップガイドは再利用できないため、別で購入しました。カットした穂先を、新しいトップガイドの穴径に合わせてヤスリで削ります。

紙やすりがあればよかったのですが、手持ちがなかったためシャープナーで削りました。
穂先とトップガイドを接着
穂先に瞬間接着剤を薄く塗り、トップガイドに挿入します。

瞬間接着剤をなめていました。挿入した瞬間に少し回転軸がずれた位置で固まってしまいました。
最後に多少問題は出ましたが、まずはこの状態で使用してみます。メガトップ(ソリッド穂先)を15センチも詰めたので、かなり調子は狂うかと思いますが取り合えず使えるでしょう。
#追記 神津島で使用して
早速、穂先を詰めたDXRを神津島で使用しました。結論から言うと、十分に釣りが成立しました。

穂先を詰めたものの、残った穂先も大部分がソリッドであるため、メガトップ特有の柔軟さはかろうじて残りました。アワセやファイトについては当然何の影響もありません。仕掛けの振り込みも問題なしです。1点だけ気になった点は、小さめ(G2程度)のウキを潮のヨレに入れていった際の操作性です。
仕掛けが馴染んで潮のヨレにウキごと吸い込まれていくと、穂先で「張らず緩めず」のラインメンディングを行ってアタリを取る釣りになります。穂先でテンションを掛け過ぎると、潮のヨレに入った仕掛けが再度浮き上がってしまいます。
今回穂先を詰めた事により、強くテンションを掛けてしまい仕掛けが浮く事が多くなりました。慣れもあるのかもしれませんが、やはり穂先を詰めると完全に元の調子とはいかないようです。
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