2022年10月のテンヤタチウオ@教至丸

2022年10月のテンヤタチウオ@教至丸

走水の教至丸(のりゆきまる)からテンヤタチウオで遊んできました。教至丸は一昨年までは仕立て専門の船だったと記憶していますが、乗合いを始めて以降は東京湾屈指の人気釣船となりました。

研究熱心で確かな実力を持つ若い船長、中乗り、人当たりのいい女将さん。すべてのスタッフが釣行を楽しくさせてくれる、ホスピタリティ溢れる船宿です。

場所取りのために前乗り

今回は3名での釣行なので、並んで釣り座を確保するために前日夜から走水港にIN。すでに四隅は抑えられていますが、私たちは胴の間でも問題ありません。釣り座のマグネットを取って早々に車中泊です。

釣り座はマグネットで取る方式

毛布に包まって寝ておりましたが、寒さに目が覚めると既に明るく、周りに車も集まってきて皆さんあわただしく準備をしています。私たちも受付を済ませて乗船の準備を始めます。

教至丸の受け付け

実釣

7時を過ぎて出船。走水沖は多くの船で賑わっています。東京湾のタチウオでは見慣れた光景ですが、まだ他船とお祭りするほどの状況ではないのでマシな方でしょうか。

ナライ(北東)の風がやや強いものの、釣りに支障が出るほどではありません。船長の合図で一斉にテンヤが投入されます。

まずは竿で軽く叩きながらで指示棚の下から上までゆっくりと誘います。ほどなくして同行者が良型のタチウオを掛けました。私のPEラインに擦れていたので嫌な予感。。

しばらく手が合わなかった私ですが、色々なアクションを試していると大きく引き込むアタリが来ました。反射的にフッキングするとPEラインが高切れ。やはり先ほど傷が入っていたようです。タチウオに申し訳ない。。

必殺の超高速一点シェイク

すぐにリーダーを結びなおし、先ほどアタリを取った時と同じアクションで攻めます。超高速一点シェイクです。竿を下に向けて、残像が出るほどの高速シェイクをするとすぐにアタリ。良型を取り込みます。

その後、同パターンで入れ食い状態となります。私の手返しの悪さからそれほど数は伸びませんが、テンヤを入れるとすぐにヒットに持ち込める所謂ゾーンに入った状態。

潮止まり前後は船中食いが渋くなりますが、エサを小型のメザシに変えて中型タチウオを連発します。完全にゾーンです!

必殺技の弱点

調子に乗って序盤から連発したものの、中盤以降は逆に完全失速します。腕が疲れてきたのです(汗)。

長時間の高速シェイクは確実に私の腕を蝕んでおりました。もはや右腕が動きません。同行者にどんどん追い上げられます。ラスト2時間は一匹も釣ることができず、なんとか船中同率2位で試合終了のホイッスルを聞いた時に安堵したのは内緒です(笑)。

上腕三頭筋と尺側手根屈筋の増強を密かに決意して船を降りました。次は最後まで竿を振れるように頑張りたいと思います。