2019年12月の石廊崎沖磯釣行~港口(西風強し)

2019年12月の石廊崎沖磯釣行~港口(西風強し)

南伊豆に行きたい!願えば願う程、嵐を呼んでしまう私たち。この秋から何度も計画を立てたものの、ことごとく時化により出船見合わせを繰り返しておりました。12月に入り、ようやく石廊崎沖磯に立つ事ができました。

気持ちの良い朝

当日は午後から西の強風予報ながら、朝一は凪ぎも良く本瀬港の宮島丸では20名近い磯師が準備をしています。磯師にとっては至福の時間です。

見慣れた光景

港を出ると、石廊崎港の喜美丸さんも出船されて本船と何やら確認しています。釣友によると、最近渡船同士で出船時間を合わせて公平に渡礁するようにシステムを変更したようです。

日替わりで先に渡礁する優先権を決めておき、交互にチャカ付けしていくとのこと。これまでのように出船時間を競う事も無くなり、良いシステムになりましたね。宮島丸は灯台周りから陸丸にかけてチャカ付けしていきます。

陸丸には5名渡礁

私たちは石廊崎港の目の前、港口(みなとぐち)という磯に渡礁しました。

港に係留された遊覧船が見えます
神子元島が見えます

余談ですが、数日前より神子元島にサンマが入り、30~50キロ程のキハダが釣れ盛っていました。中にはホンモノ(黒)も混ざっており、私たちの釣行当日も狂乱状態だったようです。

1投目から入れ食い

さて、港のすぐ近くということでやや期待薄ながらまずはいつものBウキ半誘導仕掛けを投入します。早くも吹きはじめた風の影響で、仕掛けをウキが引っ張ってしまいます。仕掛けが馴染んでもウキ先行のダメなパターン。仕掛けを変えようかと思っていると、キレイにウキが引き込まれました。

裏本命のイサキ

抜き上げたのは良型のイサキ。釣れる潮時に釣ってしまおうと、仕掛けはそのままに急いで投入します。イサキの入れ食いです。仕掛けが馴染む前にひったくるほど。釣友も1投目から5匹連続GETの離れ業を見せてくれました。

お土産分のイサキを釣った後、G2ウキに変更してバランスを取ります。コマセを沖に撒き、イサキを交わして手前を狙うとグレが釣れました。今日は絶好調です。

30位のリリースサイズ

宮島丸名物の磯弁…しかし

その後はグレは姿を消し、再びイサキ祭りです。何処に投げてもイサキ。磯際でもイサキ。リリースを繰り返します。流石に飽きてきました。イサキを交わせないまま、弁当の時間となりましたのでポイントを休める意味もあり休憩する事にしました。

コレですよコレ

この頃から西風が強く、手で持っている弁当がひっくり返りそうになります。なんとか完食し、釣りを再開します。

すると…おかしいです。まったくサシ餌が取られません。コマセをドカ撒きしても、届く範囲をあちこち攻めてもダメです。弁当船が連れて帰ってしまったのか?一切アタリが取れません。あれほど居たイサキは何処へ行ったのか?釣友も沈黙です。

荒れてきた

そうこうしているうちに更に風が強くなってきました。灯台下に遮られているとはいえ、西向き風表の釣り座は辛い。時折吹く突風に、立っている事もままならない程です。

中々の風波

ふと陸の丸島を見ると撤収しておりました。磯替えでは無く帰港したようです。ウネリは無いものの、風波が強くなってきます。私たちも少し早目に納竿し、釣り座を清掃して撤収しました。

今回使用した道糸。潮切れが良く強風下でもラインメンディングし易いラインでした。