固着して4年間抜けなかったロッドのジョイントを抜いた話

固着して4年間抜けなかったロッドのジョイントを抜いた話

4年程前から、ジョイント部が固着して抜けなくなったリップルフィッシャーのツナロッド。これまで何度も抜こうと試みてきましたが抜けません。

抜けないジョイント
抜けないジョイント

8フィート超のロッドは自宅や車内でも扱い辛く、なんとかしたい。そう思ってGoogle先生の力も借りて色々と試してきました。

特に多く紹介されていたのはゴム手袋等でねじる方法。しかし余りにも強くねじることはロッドの破損のリスクがあります。磯用の玉の柄を2人掛りでねじり破損した経験があるため、6万円クラスのツナロッドを全力でねじる勇気はありません。2人がかりで真っ直ぐ引き抜く方法も試しましたが、ビクともしません。

そこで「冷やす」作戦を取りました。

なんでも、冷やすことにより凸側のジョイントの体積が小さくなり抜けやすくなるとのこと。早速試してみました。

ロッドの固着は冷やして抜く
ペットボトル氷と添い寝させる

ペットボトル氷と濡れタオルを利用して、ジョイント部をしっかりと包みます。そのまま30分程放置してから軽くジョイント部をねじると、拍子抜けするほど軽く回ります。そのまま左右に引っ張るとスッと抜けました。

4年ぶりに抜けたジョイント
4年ぶりに抜けたジョイント

抜けたジョイント部を観察すると、凸側がうっすらと濡れています。舐めてみるとしょっぱい。4年前の海水です。相模湾の味か。

※固着の原因として多いとされるのは、ジョイント部が濡れた状態で差しこんでしまうことだそうです。水分によりジョイント同士の接着面に一切の隙間が無くなると非常に強い摩擦力を発生させてしまうようです。

濡れていたジョイント部をしっかりと拭き取り乾燥させました。これで再発の可能性は低くなりましたが、もし再び固着しても抜くメソッドを手に入れたので安心です。

結論:固着したジョイントは冷やして抜く。