21波濤1.5-53 実釣インプレッション

21波濤1.5-53 実釣インプレッション

ダイワの21年新製品、波濤。2万円台で購入できるリーズナブルな磯竿です。釣友と寒の時期のメジナ(クチブト)をやることが多くなり、それ用に購入しました。

本記事は21波濤1.5-53のインプレッションをお届けします。もちろん、実釣で使用してのリアルなインプレですよ。

軽い!

私が普段利用しているのが10年近く前の尾長竿ということもあり、この軽さは衝撃でした。腰痛持ちで1日竿を振るとキツい私にはありがたいです。

それでいて安い竿にありがちなダルさは無く、シャッキリしています。2万円台で購入できる竿と考えると驚きです。世の中進歩しているんですね。

合わせマークが嬉しい

気を使う、ロッドを伸ばす際のガイドセット。合わせマークがあるので、ガイドの向きやロッドの継ぎ目合わせはストレスフリーです。これが付いていない竿も多いですが、全ての振出竿に搭載してほしいレベルですね。

グリップが立体的

この価格帯で、このグリップは反則でしょう。一昔前なら高価格帯でのみ採用されていた造形。握った感触も上々です。そしてカッコいいね!

2番のトップまでIMガイド搭載

2番のトップまでだけですが、フジのIMガイド(傾斜の付いた楕円形のガイド)が搭載されています。これにより穂先の糸がらみが大幅に抑えられるワケですが、この価格帯の磯竿でIMガイド搭載は素晴らしいですね。

操作感

磯フカセではどうしても発生する濡れたブランクスへの道糸のベタツキ。流石に21波濤もやや気になるレベルで発生しました。雨の日なんかは、やや強めの操作で弾く必要がありそうです。

それを除くと、ブランクスのシャッキリ感もあり、IMガイド、メガトップの感度も合わさって高レベルな操作感を感じました。私のレベルでは必要十分です。

曲げ感

悪くないです。もちろんトーナメントやVIPの綺麗な曲がりとは比較できませんが。絞り込んでいった際には4番付近に集中して負荷が掛かるようで、そこから急激に曲がる調子については、気になる人は気になるかな?といったレベルです。

画像は1.5号

パワーもそれなりにありますが、やはり高価格帯の竿と比較すると粘り強さ等で劣ります。

高コスパ磯竿

高価格帯の竿と比較すると劣る部分はあるものの、2万円台の磯竿だということを考えると信じられないくらい高いレベルでまとまっています。

磯竿は消耗品と言っても大袈裟ではないくらい痛むもの。修理や買い替えの事も考えると、この価格帯はとてもありがたいですね。メイン機としても、サブとしても、十分に通用する高コスパ磯竿です。