2019年9月タチウオタックルで挑むスロージギング

釣友に誘われて、茨城県と福島県の県境にある平潟港に向かいました。狙いはスロージギングによるヒラメやホウボウです。スロージギング専用ロッドも所持しているのですが、今回はタチウオジギングタックルで挑みました。
いつものタチウオタックル
スロージギングと言うと、ティップまで張りのある専用ロッドを使用してジグを跳ねるようにジャークする釣り。「穂先が入ってテンションを吸収する」タイプのロッドは向いていないとされます。
しかしタチウオジギングマニアとして、あえて鏡牙AIRで臨みました。メインに使用したのは”63B-1S”、”63B-3S”で共に穂先がソリッド(メガトップ)のタイプですので穂先は跳ねません。0.8号のPEラインの先には鏡牙ジグベーシック。いつものタチウオジギングスタイルでどこまで通用するのかチャレンジです。
※フックは前後ともシャウトのツインスパークを使用しました。青物ジギングもスロージギングも、アシストフックはシャウトが頭一つ抜けて使いやすいと思います。
平潟港より出船
お世話になったのは第三隆栄丸(りゅうえいまる)です。平潟港を出船すると、低気圧の影響でやや大きめのウネリがありますが釣りには支障ありません。

出船して10分程のポイントからスタートです。水深40m前後で海底から浮いた反応とアナウンス。まずは鏡牙ジグベーシックの80gをセットして、フォールを入れないワンピッチジャークで誘うと早速ヒットしました。しかし中々の引き込みを見せたかと思うと「フッ…」と軽くなります。リーダーがスッパリ切られてしまいました。
船長:「タチウオ居るから気を付けてね~」
沖に大きく移動
その後は船中ヒット無く沖まで船を走らせます。15分程の航海で着いたポイントは水深70m前後の漁礁周り。130gの鏡牙ジグベーシックに変更してボトム付近を丁寧に狙います。
最初のヒットは沖メバル。

その後も丁寧なスローピッチジャークで誘います。専用ロッドのようにジャークの頂上付近で穂先を上手く返すことは出来ませんが、丁寧に操作することで徐々にリズムを掴んできました。
上手くアクションできるとアタリも増えます。まずはイナダがヒット。

続けてヒラメ、ホウボウ。ジャーク後のフォールにアタリが集中します。


ホウボウは釣れるもののヒラメは渋いままタイムアップ
この海域のホウボウは飯岡と同じく大型。釣友は55センチの重量級を釣りました。しかし本命のヒラメからの反応は薄く、船中でも私と釣友が釣った2枚のみとなりました。前日は入れ食いだったらしいですが。。。

その後は浅場に移動してホウボウ、イナダ~サンパクを追加して終了となりました。ジグは全て鏡牙ジグ80gです。


鏡牙ジグは優秀
タチウオ用の激安ジグである鏡牙ジグですが、今回の釣行ではフォールに特化したスロージギング専用ジグを凌駕するヒット数を叩き出しました。決して水平フォールがし易いジグではありませんが、何故かタチウオ含めフォールでのアタリが多いジグです。
今回の釣行でヒラメやホウボウだけでなく青物にも有効ということが分かりましたので、次はヒラマサを鏡牙ジグで狙ってみたいと思います。
鏡牙ジグは何でも釣れる?