フォレスター静音化計画① ラゲッジ下

フォレスター静音化計画① ラゲッジ下

2018年(SK)型フォレスターは比較的静かな車です。いや、静かというよりは不快な音にならない様にバランスを取っているような印象です。(私の勘違いかもしれませんが。)

それでも一旦気にしだすと気になるのが車いじり。以前乗っていたレガシィも結構なコストを投入していました。フォレスターも徐々に静音化を目指します。

ラゲッジ下の静音は効果大

ラゲッジ下のスペアタイヤスペースは鉄板1枚で車外と隔てられているため、各種騒音が車外から中に透過しやすいポイントです。大きな空間が剥き出しの鉄板で囲われていることから、さながら太鼓の如く騒音を反響させている可能性もあります。

スペアタイヤスペース
純正でもほんの少しの制振処理がされています

以前乗っていたレガシィでもこのスペアタイヤスペースへの施工は大きな効果がありました。アクセスが非常に簡単な個所でもあるので、フォレスターの静音化計画の第一弾に選定しました

まずは制振

ポイントは二つ。外からの音を遮音するための制振と、内部で反響する音を吸収する吸音です。

※脱脂等の基本的な工程は説明省略しています。

まずは制振材としてコスパの良いオトナシートをカットして、平らな面に貼り付けます。鉄板に貼り付けた後はヘラでしっかりと押し付け密着させると効果的です。

オトナシート

※オトナシートは低温では硬化するため、冬場は貼りづらくなります。

更にオトナシートの上からゼトロ制振シートを切り貼りします。こちらはオトナシートよりも吸着力が高いため、カーブしている箇所や貼り付けたオトナシートの上にも使用します。

どちらの制振材も、隙間なく貼り付ける必要はありません。鉄板を叩いて良く響くポイントを探して貼り付けていきます。鉄板の総面積の1/3程度でも大きな効果を体感しました。

スペアタイヤと干渉させない様に注意して施工します

次に吸音

制振材により外からの音を遮音したうえで、次は吸音材を投入します。新幹線にも使用されているゼトロ吸音シートです。これでスペアタイヤスペース内で反響する音を吸収します。

ゼトロ吸音シート

こちらはスペアタイヤを搭載した状態で施工します。出来るだけ大きな空間になるポイントを狙って貼り付けました。

高級な吸音材なので使用ポイントは吟味します

ここまでで施工は一旦完了。ラゲッジを閉じます。

欲張りすぎると蓋が閉まらなくなるので注意です

効果のほどは?

この状態で一旦テスト走行します。普段走り慣れた道を運転すると、明らかにロードノイズが減少しています。特に車内後方からのロードノイズが減少しました。気のせいかもしれませんが、体に伝わる小さな振動も抑えられて滑らかに感じます。

大成功!と言いたいところですが、今度は車内前方からのノイズが気になるようになりました。フロントホイールハウス、もしくはバルクヘッドから透過してくるエンジン音とロードノイズです。恐るべきは車いじりの沼。再び終わりの無い道を歩み始めました。

今回使用した素材達