2019年7月の東京湾タチウオジギング @渡辺釣船店

2019年7月の東京湾タチウオジギング @渡辺釣船店

2019年の7月に入ると一気に小型タチウオが数釣れ始めました。夏の数釣りシーズンの到来です。もともと数釣りで大量にキープすることは嫌いな私ですが、既に3カ月もタチウオを釣っていないことから禁断症状に悩まされており、それを解消するために東京湾に出撃してきました。

風に強い東京湾

実は当日、駿河湾のタチウオジギング船を予約していました。しかしそちらが台風の吹き返しの風により港から出船できないとの連絡があり、急遽東京湾の渡辺釣船店に変更しました。

みなさん好きですね~

関東も台風通過中ということで強風の予報でしたが、現在の太刀魚のポイントである猿島~走水沖~観音崎沖は風裏になることから意外と快適な釣りになりました。

フグ用のカットウ針を試す

当日は試したい事がありました。フグ用のカットウ針です。

定番の鏡牙ジグにカットウ針をセット

食わせの餌をついばむフグを引っかけるカットウ針は非常に鋭く、またフックポイントが内向きで引っかける方向に力が向きやすい形状をしています。太刀魚の口周辺に引っかけに行くタチウオジギングに向いているのではないかと考え、当日はカットウ針をメインに使用しました。

タチウオを求めてウロウロ

さて、若干の風波の中を猿島方面へ向かった船長ですがなかなか良い反応が見つかりません。時折投入の合図があるもののすぐに回収。どうやら魚群探知機の反応から食わないと判断した群れは見切っているようです。凄腕です。

※船の魚群探知機で、タチウオがジグを追いかけて上下する反応を捉えることができます。その反応から、食う群れと食わない群れを判断しているのだと思われます。

猿島から走水では良い反応が得られず、各船が観音崎沖に集結してきました。本日のポイントは観音崎沖の様です。

今日も船の密度が濃い!

船長からアナウンスが入ります。「昨日までの濁った潮がどこかに行ってしまいました。状況が一変したようですね。」苦戦の予感です。

数少ないチャンスを逃す痛恨のミス

観音崎の船団からやや離れたところで投入の合図。食い渋り時に絶大な効果を発揮するアンチョビメタルTYPE3を投入しました。3回ジャークしてロングフォールというアクションを繰り返していると、私の乗船する右舷で4名ほどに同時ヒット。直後に私にもヒットし、強烈な引きを魅せてくれます。

当日活躍したアンチョビメタルTYPE3

しかしここで他のファイト中のアングラーとオマツリ。私のPEラインはオマツリ相手の太刀魚の刃でスッパリと切られてしまいました。東京湾ではどうしても発生することなので仕方ありませんね。

長い沈黙

その後もポツリポツリと船中ヒットしますが非常に渋い状況です。状況を打開すべく様々なアクションを試し、さらに深い沼にハマっていきます。いったん心を落ち着けるためにカットされたPEラインにリーダーを結び直しました。

そして落ち着いてワンピッチジャークを繰り返し、なんとか1本目を取ることができました。小細工なしのワンピッチジャーク。基本は大事ですね。

この時期としては悪くないサイズです

その後も状況は改善せず、船中ポツリポツリです。ジグのカラーは定番のピンクが多く、次いで金系、ブルーシルバー系も釣れていました。諦めずに丁寧な釣りを続けられる方のみ釣れていた印象です。

船長も船団から離れて第二海堡周辺や観音崎の超沖等探索してくれましたが、型見た程度でした。最後は走水沖で少し追加して終了となりました。

カットウ針の効果は?

さて、カットウ針を使用した私ですが非常に厳しい釣果となりました。ジグに多くの歯形が付いたことから、アタリは多かったものと思われます。しかし針掛かりしません。また、明確にアタリを感じた場合でも上手く針掛かりしない場合が多かったです。

普段使いの針と同時に比較したわけでは無いので早急な判断は控えますが、当日は良い結果を出すことが出来ませんでした。今後も継続して試します。

定番の鏡牙ジグ

当日4本切られたアンチョビメタル