鏡牙リール(100SHL)のインプレッション

鏡牙リール(100SHL)のインプレッション

私がタチウオジギングでメインに使用しているリールは、ダイワの鏡牙100SHLです。実売3万円台後半ということで少々高い価格ですが、頑丈で、しっかりとメンテナンスすることで長く使うことを考えるとむしろコスパは良いです。

鏡牙スリルゲーム(ロッド)のインプレはこちら

鏡牙の前に使用していたリール

丸型リールではシマノのカルカッタを使っていた時期もありますが、使用していると複数の不具合が発生したため手放しました。

  • 不具合1:クラッチを切ってフリーフォールしている最中のアタリをフッキングする際に、上手くギヤが噛み合わずに滑る。
  • 不具合2:切ったクラッチが戻らない。

ハズレ個体だったのかも知れませんが、2回ほどメーカー修理に出したにもかかわらず直らなかったので見切りました。夢屋のパワーハンドルを付けていたのですが、リール本体がパワーに耐えられなかったのかもしれません。

※丸型の上位モデルは使ったことが無いので分りません。

なお、シマノのリールの中でクラドは優秀です。ロープロながらパワーも有り、駿河湾の夜釣りの様な浅いタナから東京湾のやや深場まで十分対応できる戦闘力があります。

現在はサブタックルとして、クラド201Jとスロージャーカー3ozの組み合わせを使用しています。(どちらも1世代前のモデルですね。。。)

話が逸れてしまいましたが、ここから鏡牙リールのインプレとなります。

鏡牙リールの良いところ

まずはパワフルな巻き上げ力です。丸型リールにパワーハンドルを標準装備しているため当然と言えば当然なのですが。。。比較的負荷の高い、船からのライトヤリイカ釣りにも使用しましたが十分なパワーを感じました。良型のヤリイカが4~5点掛っても巻き上げは余裕です。

ハウジングの剛性が高いようで、150グラム以上のジグを使用しても安心感があります。昨今はタチウオジギングも重たいジグを使うことが多くなってきたので、強靭な丸型ベイトリールにパワーハンドルの組み合わせは非常に頼もしいです。

昔は丸型ベイトリールはシマノ1択という印象でしたが、鏡牙やソルティガBJ等最近のダイワの丸型リールは遜色ない強さを持っていますね。

パーミング性能

鏡牙リールはパーミングした際の人差し指と親指が添えやすい形状になっています。一日中ジャークを繰り返すタチウオジギングにおいて、ストレスなくリールを握れることは非常に重要です。

上の写真で説明すると、レベルワインドの下部に人差し指、上部に親指を添えることでパーミングし易くなっています。指の腹で感じる、肉抜きされたボディの感触が好きです。

ただし手の大きさや握り方によっては、薬指や中指にリールの角が当たる場合があります。私も初めて使用した時は気になりましたが、慣れればどうということはありません。どうしても違和感がある場合は、指先をカットしたグローブを着用すると良いかと思います。

メンテナンス

リールのメンテナンスをするにあたり、スプールの外し方が分からず難儀しました。あちこち押したりズラしたりして何とか見つけましたが、こういった内容はホームページで公開してほしいですね。

ギヤのゴリ感

私の鏡牙にはゴリが発生しました。ちょっとハンドルを回転させるのも躊躇う程の強烈なゴリ感です。

私がよく行く横浜の渡辺釣船店では太刀魚ジギングのポイントまで30~40分程の航海になるのですが、風が強い日には容赦なく波が打ちつけられます。恐らくそれが原因での潮噛みが発生したものと思います。

近所の釣り具屋からダイワに修理依頼をしたところ、なぜか全く見当違いの箇所の修理を進められ、それが非常に高額(3万円)であったためメーカー修理は断念しました。しかし、未修理で返ってきたリールからはなぜかゴリ感が消えていました…。

修理担当者がリールを開けた際に、簡単な洗浄をしてくれたものと思われます。ちょっと得しました。その後、特に問題なく使用できています。

知り合いのジギングマニアによると、ベイトリールの潮噛みは釣行後にとにかくシッカリ洗うことでしか防げないとのことでしたので、鏡牙を購入された方は参考にしてみてください。

総合的に良いリール

以上、鏡牙は価格に見合った優秀なリールだと思います。タチウオジギング以外にも、船釣り、タイラバ等応用のきく釣りモノもありそうですので、汎用的なリールとして1台、購入する価値はアリです。